仕事納め
どーも僕です。
今年もこの日を迎えてしまいました。
またまたあっという間の1年間でした。
会社全体での人数も増え、松山オフィスでは初の営業メンバー3人体勢。
松山オフィスとしては過去最高棟数の1年となりました。
なので、なんだかずっとばたばたしていたような・・・。
東温市で今年最後の上棟。
平屋で、収納たっぷりの南面大開口。完成が楽しみです。
南土居町では造成完了。2月には上棟です。
北条ではグレーの塗り壁の家の見学会。
1月もほぼほぼ毎週完成見学会を開催します。
そして、来年からはついにユーチューブ始めます。
決してバイクの撮影ではありません。建物の撮影です。
1ヶ月に数本アップできればいいなと思っています。
業界的には厳しい年となっていますが、
おかげさまで建築工房小越は順調に進化していっています。
ということで、一緒に働く仲間も大募集中です。
営業、コーディネーター、工務、広報などなど。未経験者も大丈夫です。
個人的には企画マーケティングを一緒にすすめてくれる人が
仲間に加わってくれたらうれしいなー。応募お待ちしております。
で、今年最後の建物探訪は
喜多群内子町大瀬の「大瀬中学校」です。
この建物、あの京都駅を設計した原広司氏の設計です。
なぜ?ここに?
大瀬町はノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏の出身地でもあります。
実は原広司氏と大江健三郎氏は大学時代の同級生。
そういうつながりもあり、大江氏の出身校である、大瀬中学校の設計を原氏が行ったようです。
そんなすっごい建物がこんなに近くにあるとは知らず、
せめて外観だけでも見てみたいと、校内には入らず、正門から写真を撮影していたら、
見事に不審者と間違われ、先生が走って来てるではないですか。
先生「どうかしましたか?何かありましたか?」
私「いえ、決して怪しい者ではありません。原広司さんの設計された建物を、
せめて外観だけでも見てみたいと見学していただけの者です。不審者ではありません」
というなんとも怪しい説明を焦りながらしていると、そのまま校長室へ・・・。
終わった・・・。と思っていたら、
そこから、校長先生じきじきに校内案内。
午後から生徒もいなかったらしく、快く案内をしてくださいました。
とても学校とは思えない造形。
ここで学べる子供がとてもうらやましく感じました。
しかし、生徒数は現在28名。閉校した場合の建物はどうなるのだろう。
といろいろとお話を伺っていると、
こういう建物は維持メンテナンス費用も膨大にかかるらしく、
学校以外での利用となると、収支があわないのではないか?
という話まで聞かせていただきました。
建物はもちろんデザインも大切です、でもやはり長く使ってこその建築。
建築は観光資源にもなりえます。
学校という役割を終えた後の建築の利用。
この建物なら、きっといろいろな活用法があるはず。
大江健三郎と原広司のWビッグネームですからね。
でもあらためて、建築はイニシャルや、デザインだけではなく
メンテナンスコスト、長持ちする素材をよく選ばないと
かえってお金がかかるのだなと。
建築工房小越では70年以上すめる家を目指して、
家づくりを行っています。この考えは間違いではない・・・。
とにもかくにも今年も大変お世話になりました
それでは皆さん良いお年を!!
by 山下