「許容応力度計算」とは?安心して暮らせる家づくりの基礎知識
こんにちは、あいちゃんです!
ここ1か月ほど続いていた咳がやっと収まってきました。
今の風邪はよく長引くようです。
私のようにならないよう、年末に向けて、皆様も暖かくお過ごし下さい!
さてさて本日は表題の通り、【許容応力度計算】について簡単にまとめてみました。
構造計算という言葉はよく聞くかと思われます。
許容応力度計算も、構造計算のたぐいです。
とはいえ、構造計算?許容応力度計算?
よくわからないけど、やってたら地震に強くなるのかな?なんて思っている方もいるかもしれません。
安心して暮らせる家を建てるために、どのような計算が行われているのか、知っておきましょう!
- 許容応力度計算とは?
家づくりにおいて重要なのが、構造計算による安全性の確認です。
その中でも「許容応力度計算」は、建物の構造が十分な強度を持ち、安全に耐えられるかどうかを検証するための計算方法です。
簡単に言えば、「建物が受ける力(荷重)」と「建物が耐えられる力(耐力)」を比較し、安全性を確認するものです。
これによって、地震や風、積雪といった自然現象から建物を守ることができるのです。
- 許容応力度計算の基本的な流れ
許容応力度計算では、以下の流れで計算を行います。
- 荷重の算定
建物にかかる力を計算します。
これは、建物自体の重さ(死荷重)や、人や家具の重さ(生荷重)、地震や風、積雪などの外部荷重を含みます。
- 部材の強度確認
柱や梁、壁などの部材が、計算で求めた荷重に耐えられるかを確認します。
各部材が持つ「許容応力度」(どれくらいの力に耐えられるか)を基に計算します。
- 変形の許容範囲確認
建物が荷重を受けた際に生じる変形が許容範囲内であるかを確認します。
過度な変形があると建物の機能や安全性に影響を及ぼすため、ここも重要なポイントです。
- 全体のバランス確認
建物全体が安定しているかどうか、力が偏っていないかを確認します。
特に地震時の振動に対する安定性が注目されます。
- 許容応力度計算が必要な場面
日本の建築基準法では、木造2階建て以下の住宅では簡易的な「壁量計算」や「N値計算」で構造確認を行うことが一般的です。
しかし、以下のような場合には「許容応力度計算」が必要になることがあります。
- 木造3階建て以上の建物
- 地震や風の影響を大きく受ける特殊な形状の建物
- 大開口や大空間を取り入れた建物
- 地盤が弱いエリアに建てる建物
これらの場合、許容応力度計算を行うことで、より厳密に建物の安全性を確保することができます。
- 許容応力度計算のメリット
- 高い安全性
建物全体の荷重バランスや部材ごとの強度を詳細に計算するため、地震や風に対する安全性が大幅に向上します。
- 自由な設計が可能
許容応力度計算を行うことで、壁量計算では実現が難しい大開口や特殊なデザインも可能になります。
- 長期的な安心感
将来的なリフォームや増築にも対応しやすく、長期的に安心して暮らせる家づくりができます。
- 許容応力度計算の注意点
- コストや時間がかかる
詳細な計算を行うため、通常の壁量計算よりも設計コストや期間が増えることがあります。
- 専門家の協力が必要
許容応力度計算には専門的な知識が必要なため、経験豊富な建築士や構造設計士と連携することが大切です。
- 当社の取り組み
当社では、特に構造計算が必要なケースでは、許容応力度計算を取り入れた安全性の高い設計を提案しています。
今後、4月からの建築基準法改正に向け、全棟許容応力度計算を実現するために動いている最中です。
- 結論:安全な家づくりのために
「許容応力度計算」は、家づくりをより安全で自由なものにするための重要な技術です。
特に地震の多い日本では、家族の安心を守るために欠かせない要素と言えます。
もし、家の設計や構造計算について気になることがあれば、ぜひ当社までご相談ください。
一緒に、安全で理想的な家づくりを目指しましょう!
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