家の安全性について考える
こんにちは、渡部です!
写真は新居浜の現場です。
リビングの折り上げ天井が特徴的ですね!
着々と進んでおり、現在はクロス工事中で、もうすぐ仕上になります。
10月には完成予定です。楽しみです^^
さて、先週は台風が心配でしたが、比較的静かに過ぎ去っていきましたね。
九州の方はものすごい暴風地域もあったようですので身構えていましたが、
大きな被害などがなくて良かったです。
災害は起こらないのが一番ですが、そうはいかないもの。
特に地震は私たちが行っている家づくりにおいて、決して無視できないものです。
断熱性能・気密性能と並んで家の耐震性能は命にも関わってくるとても重要な項目です。
建物の強度を表す基準として、耐震等級があります。
耐震等級は1~3まであり、数字が大きくなるにつれ、強度が高くなります。
等級1は、
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しない程度
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度
となっています。
震度6強から7程度に対して倒壊や崩壊はしないとされていますが、
損傷を受けることは許容しているという意味合いになるようです。
損傷の程度によっては、建て替えが必要となったり、命に関わってくることも考えなければなりません。
続いて等級2は、
等級1の1.25倍の強度が基準とされています。
災害時の避難所となる学校などは等級2以上が必須になります。
ちなみに長期優良住宅は等級2以上が認定の条件になります。
等級3は、
等級1の1.5倍の地震力に耐えられるだけの強度です。
一度大きな地震を受けてもダメージが少ないため、地震後も住み続けられ、大きな余震が来ても、より安全です。
2016年の熊本地震では、等級3の木造住宅は、軽微な損傷等はあったものの倒壊は0でした。
建築工房小越では、全棟耐震等級3を取得しています。
家の耐震性について考えることは、家づくりにおいて大切な要素です。
今後どのように暮らしていくか、
地震が起きた後の生活についても、じっくりと考えてみていただきたいです。
渡部でした。