変化のない冬の時期を耐える
仕事、運動、勉強、すべてのことに通じる良い言葉です。
変化のない冬の時期を耐える
出典 金のなる木の育て方
丸尾 孝俊(兄貴)東邦出版 2013-02-22
多くの作物は、冬のあいだは成長しない。 本当はしているが、一見そうは見えんようになる。
種が芽をふいて、葉を繁らせるまでは意外と早い。 そこからが時間がかかる。
成長が目に見えてはっきりわかるときは、手応えもあるしうれしいもんだ。
世話のしがいもあって、自然に気にかけることができる。
でも、しばらくすると必ず、成長が止まったように見える時期がある。
それが人生だ。 そして、事業もまた同じ。
そうなったときこそ、踏ん張りどきだ。
本当は1ミリか2ミリは伸びているのかもしれない。 外からは見えないが、土の中で太く長い根を張っているのかもしれない。
それをわからなくて、我慢できないのが人間だ。
たとえば屋台から出発して店舗を出すまでは、意外と誰にでもできる。 だが、そこから軌道に乗せて、安定した経営を続けながら、利益を増やして事業展開していくまでには、長い時間と忍耐が要る。
わかりやすい変化がない時期に、どうやって継続するか。 実は、それがすべてと言っていい。
やるべきことをやったのなら、じたばたしないで時期を待つ。
これができるか、できないか。
この違いが結果を大きく左右する。
目先の変化に一喜一憂せず、継続しよう。