話題のGX志向型住宅とは?
こんにちは、樋口です。
今回は11月末に発表された、
2025年の「住宅省エネキャンペーン」について解説していきます。
住宅省エネキャンペーンとは、
各ご家庭の省エネ強化のために省エネ住宅の新築やリフォーム支援をする4つの事業の総称。
国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して行われ、
省エネに寄与する新築・リフォームに対し補助金が交付される制度です。
過去にも同様のキャンペーンが実施されましたが、
2025年事業は予算総額も過去最大規模の4,230億円にまで引き上げられたことで大きな話題を呼んでいます。
国土交通省HP ~子育てグリーン住宅支援事業について
住宅省エネ2025キャンペーン概要
前回の子育てエコホーム同様に対象世帯を子育て世帯としているのが、
長期優良住宅・ZEH水準の住宅。
補助金額は前回より20万円ダウンしています。
対して今回から新たに発表されたのが、このGX志向型住宅。
こちらは対象世帯を全ての世帯対象としており、
断熱性能等級6以上かつ、一次エネルギー消費量削減率が規定以上で最大160万円の補助額という内容。
要は2025年4月からの断熱等級4での義務化に伴い、
よりもっと上の性能の住宅には多くの補助額を出すという内容です。
弊社では標準仕様での取得が可能で、追加工事等もなしでこちらの補助金を受けることができます。
新築住宅を建てる場合に利用できる補助金は?
GX志向型住宅の場合
■160万円/戸
■全ての住宅が対象となり、年齢制限などありません。
■ZEH基準を大きく上回る省エネ性能を有する住宅が対象です。(太陽光発電設置が必要)
長期優良住宅の場合
■建替前住宅等の除却を行う場合:100万円/戸
■上記以外の場合:80万円/戸
■高耐久・高耐震・高省エネ性を備えた住宅が対象となります。
※2024年とは違い、建替えであるかどうかで補助金額が異なります。
ZEH水準住宅の場合
■建替前住宅等の除却を行う場合:60万円/戸
■上記以外の場合:40万円/戸
■年間の一次エネルギー消費量がほぼゼロの家が対象となります。
その他規定
※対象となる住戸の床面積:50㎡以上~240㎡以下
※以下①~④の住宅は、原則対象外とする。
①「土砂災害特別警戒区域」に立地する住宅
②「災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)」に立地する住宅
③「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1000㎡超の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅
④「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)」に該当する区域に立地する住宅
※賃貸住宅の場合、子育て世帯等に配慮した安全性・防犯性を高めるための技術基準に適合することが必要
※「建替住宅の除却を行う」とは、住宅の新築にあわせ、建替前に居住していた住宅など建築主(その親族を含む)が所有する住宅を除却する場合
※都市部狭小地等の場合に限っては再生可能エネルギー未導入(ZEHOriented)も可。
対象となる補助期間は?
閣議決定日(令和6年11月22日)以降に、工事着手したものに限ります。
新築は基礎工事より後の工程の工事が期間の対象となります。
いずれの補助制度もまだ概要が発表されたばかりですので、
今後の詳細発表の際にはブログで随時ご紹介して参ります。
他にも弊社で取得できる補助金は数多くあります。
詳しく知りたいという方はお気軽にご相談ください!